辞令は突然にやって来た(中幕②) [日記]

辞令は、いとも簡単に発令されるものなのか・・
1年前もそうだった。

『北部へ行ってこい』

この一言で、片道90分の職場は毎日通ってしまった。
住めば都で、慣れるまでに時間はかかったが、半年を過ぎた頃から、所長の仕事も一通り出来るようになっていた。そして空いた時間を営業に回っていたら、数件の成約に漕ぎ着けた。

動いていたら、何とか結果はついて来る物だと、この歳でわかった。
お客さんとの繋がり、業者との付き合いも苦にならなくなって、仕事の世界が少しづつ造られてきた。

「よっしゃ~これから頑張るぞー』

と、心の言葉が弾けていた。


内示を受けてから、翌日の夕方
45歳の独身M君が聞いてきた。

『所長、係長は転勤なんですか・・』

(係長は僕と同じ歳の男性で、頭が寂しい、ポチャとした、体格のT係長)

初耳だったけど、聞いてみた
「どうしたの、その情報・・」

『今日の午後、電話があったんです。本社のK係長から』

「なんて。。』

『それが、北部でお世話になるから宜しくと・・言ってました。』
『って事は、内の係長と交代なのかと思って。。』

なんか話が、チグハグだ。
僕の内示は誰にも話してないからだ。
タグ:辞令
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

Copyright © 営業課長の雑念日記  All Rights Reserved.

Designed by af5

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。